吉永小百合 出演120作目 息子・堺雅人は「母親か恋人か、わからなくなる瞬間があって」

[ 2018年1月4日 15:52 ]

映画「北の桜守」完成披露舞台あいさつで登壇した吉永小百合(左)と堺雅人
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 女優の吉永小百合(72)が4日、都内で行われた主演映画「北の桜守」(3月10日公開、滝田洋二郎監督)の完成披露試記者会見に、共演の堺雅人(44)、篠原涼子(44)、岸部一徳(70)らと登壇した。

 吉永120作目となる映画出演作で、「北の零年」「北のカナリアたち」に次ぐ“北の三部”の最終章。北海道を舞台に、作戦中から戦後にかけて極寒の北海道で懸命に生き抜いた母と子の約30年にわたる軌跡を描いたヒューマンドラマ。昨年2月にクランクインし、同11月に完成した。

 吉永は「スタッフもキャストも心1つにして出来上がった作品です。59年前に映画に初めて出て、120本目になりました。よくここまでやってこれたという気持ちがして、今はホッとしております」と心境を吐露。「本を読んだ時はとても難しい役だと思っていたんですが、滝田監督の現場ってとても明るくて楽しくて、ちょっとせっかちでいらっしゃるから、どんどん私たちの芝居ができてくると、“さぁ、行きましょう!”と言ってくださる。それでなんか気持ちが乗っていくことができ、今はとても楽しい映画だったという感じがしています。(披露を前に)ホッとしている気持ちと幸せな気持ちと半々です」と手応えを明かし、「こんなに楽しく終われたというのはとても嬉しいこと。大事な作品になったと今、思っています」と充実の表情を浮かべた。

 堺との親子役について、吉永は「大人になってからの修二郎さん(堺)だけなんですけど、全然私の息子だ!と意識しないうちに、すっと寄り添えた」。堺も「途中から母親なのか、恋人なのか、わからなくなる瞬間があって、それもまた映画の中でステキな効果を生み出していて、(親子という)関係性に名前をつけなくていいんじゃないかなと思う瞬間が多々あった。それも、とてもいい旅の思い出になっています」と笑顔を見せた。

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2018年1月4日のニュース