西田敏行「西郷どん」鈴木亮平にエール「隆盛役は“天の配剤”」

[ 2018年1月4日 19:51 ]

初共演した西田敏行(左)と鈴木亮平
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 7日スタートのNHK大河ドラマ「西郷どん」に主演する俳優の鈴木亮平(34)と、「語り」を務める俳優の西田敏行(70)が特集番組「もうすぐ!西郷どん」(3日後0・15)で初共演した。

 西田は90年の大河ドラマ「翔ぶが如く」で主人公・西郷隆盛を演じており、新旧西郷の顔合わせ。「今日初めてお会いしますが、あなたが立って私を迎えてくださったときの佇まいに凄いオーラを感じました。西郷隆盛という役は“天の配剤”ですよ」と鈴木を褒めた。

 役作りについて鈴木が「今回“西郷どん”というタイトルのように、いままでの西郷隆盛とは違うイメージで描こうとしているのですが、世の中の人が持っている西郷さんのイメージは大事にしたいと思っていて…。そういうときに『翔ぶが如く』を見返してます」と告白すると、西田は「僕は上野の銅像の西郷さんに寄せて役を作っていこうと思いました。眉毛も貼って、顔を見てすぐに“あ、西郷隆盛だ”と分かるようにしようとしました。声にもこだわりましたね。西郷さんの声を聞くと皆がホッとするように。低くて響くような声音(こわね)をしていたのではないかと思いまして」と自身の体験を伝えた。

 最後に偉人・西郷を演じる覚悟について鈴木が「大人物っぽく演じても、大きさは伝わらないと思っていますので、いかに生身の鈴木亮平の器を大きくしておくかが、大切だなと思います。人間力で有名になっている人でもありますから、今の自分で足りているのかなと不安に思うところはありますが」と語ると、西田は「自分の中で西郷隆盛の人生を追体験すればいいんですよ。俺はどういう人物になるか分からないと真っ白な気持ちで向かい合う。最初にゴールを決めてそこに向かっていくよりは、ゴールはまだ見えない方がいいと思います」とエールを送った。

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2018年1月4日のニュース