藤田紀子、貴親方に涙でメッセージ「12年も会っておりませんが…最後まで貫き通して」

[ 2017年11月22日 14:15 ]

タレントの藤田紀子
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 大相撲の元藤島部屋、二子山部屋のおかみさんでタレントの藤田紀子(70)が22日、テレビ朝日「ワイド!スクランブル 第2部」(月〜金曜後0・50)に生出演。横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)による平幕貴ノ岩(27=貴乃花部屋)への暴行問題で、次男・貴乃花親方(45)に向けて涙ながらにメッセージを送った。

 貴乃花親方が日本相撲協会に今月14日まで暴行問題の報告をせず、被害届を出したことについて批判の声が出ていることでコメントを求められた藤田は「組織の中の(巡業部長という立場としての)義務はあると思いますが」と前置きしたうえで、「それ(報告)さえもしなかったのは“自分の弟子だからやった”んじゃない。今回は“自分の弟子だからできた”んです。これが他所の部屋の力士だと、その親方同士の話し合いで“まあまあまあ”となる可能性が大。そうすると、(貴乃花)親方は理事長ではないからそれ以上、口を挟めない。これまでは自分ができるチャンスがなかったのが、たまたま、良くはないことですけど、自分の弟子が暴行に遭ったので、これは先に司法に訴えたほうがいいと、非難を承知の上でやったことだと思います」と我が子の気持ちを代弁。「本当に自分の弟子で良かったと思っていると、私はわかります。理事の地位を守るんだったら、これをしないほうが得です。長いものに巻かれたほうが本人は得。それさえも投げ打っていい」と力を込めた。

 事件の現場となったモンゴル力士会についても「モンゴル会が同郷の人が慰め合う楽しい食事会ならいいですけど」としつつも「度が過ぎると、いろんことが入ってくる。(貴乃花)親方は土俵の充実、勝負は真剣じゃないといけないという生き方を、私のいた部屋では全部してきました。それを貫き通すためには、まず自分の弟子をそうしないといけない。孤独に耐えてでも強くなるつもりがあれば孤高であればいいじゃないですか、それが親方の生き方なんです。それを貴ノ岩が守っていればいいこと」とも話した。

 貴乃花親方の行動に賛否両論が出ていることを踏まえ、母としてのコメントを求められると、藤田はしっかりとカメラを見据え、「12年も会っておりませんけど、いろいろ通して姿を見ては生き方を変えないで頑張っているなと、伝わってきますので、今回の問題は大変な心労だと思いますけど、私は見ています。身体だけには気を付けて、最後まで貫き通してくださいね」と目に涙をため、声を震わせてメッセージを送った。

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