「るろうに剣心」作者が児童ポルノ所持、映画続編は実現困難か

[ 2017年11月22日 06:05 ]

和月伸宏氏の人気漫画「るろうに剣心」
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 女児の裸が写った動画や画像を所持したとして警視庁少年育成課は21日、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で、人気漫画「るろうに剣心」の作者和月伸宏(本名西脇伸宏)氏(47)=東京都西東京市=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 9月から続編シリーズを月刊誌「ジャンプスクエア」で連載していたが、発行元の集英社は12月4日に発売する次号からの休載を発表。「社として重く受け止めております。作者は、深く反省しています」とコメントした。

 送検容疑は10月、東京都内の事務所で18歳未満の女児の裸が写った動画が収録されたDVDなどを複数枚、所持した疑い。捜査関係者によると、別の児童ポルノ事件の捜査で、和月氏が児童ポルノを所持している疑いが浮上し、同課が10月に自宅や事務所を捜索していた。「女児の裸に興味があった」と容疑を認めている。

 「るろうに剣心」は1994年から99年まで週刊少年ジャンプで連載。幕末に「人斬り」と恐れられた主人公が、明治時代に生きる姿を描く。単行本は続編や短編を含めた31巻で累計6000万部以上を発行。

 アニメ化や舞台化もされ、佐藤健(28)と武井咲(23)を起用して2012年から公開された実写映画版は、3作で興行収入120億円以上のヒット作となっていた。来年春にも4作目の撮影の話も浮上していたが、今回の騒ぎで難しくなったとみられる。

 児童ポルノの単純所持は、2015年7月から処罰対象になった。18歳未満の児童のポルノを所持した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科される。

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2017年11月22日のニュース