安藤政信、探偵役でフジドラマ初主演 異色作に「気持ちいいほどデタラメ」

[ 2017年3月17日 22:13 ]

「ストリートワイズ イン ワンダーランド―事件の方が放っていけない探偵―」で主演を務める安藤政信(C)フジテレビ
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 俳優の安藤政信(41)が27日深夜放送のフジテレビ「ストリートワイズ イン ワンダーランド―事件の方が放っていけない探偵―」(月曜深夜0・35、関東ローカル)で同局ドラマ初主演を務める。探偵役で“群像ハードボイルドコメディー”という新たなジャンルに挑戦する。

 安藤が演じるのは、見た目がハードボイルドな私立探偵・和田。和田の信条は「平凡でささやかな依頼に真正面から向き合うこと」だが、そんな信条とは裏腹に世紀の大事件に巻き込まれていってしまう。周囲に集まる登場人物も個性的。チンピラや情報屋風のホームレス、パソコンの得意なコンビニ店員らが、和田が抱えるややこしい事態をいち早くかぎつけ、事件に関わろうとしてくる。

 ハードボイルドとコメディーが融合した内容の作品で、安藤は「こんなドラマは見たことがない。一直線の気持ちいいほどのデタラメ感。画面の中の人たちは大真面目に演じているのに、撮ったものを客観的に見るとクスッと笑えるという不思議な空気。ハードボイルドなのにコメディー。コメディーなのにハードボイルド。なんか面白い」と撮影を振り返ってから「初めての経験だった。そしてナイスなクルーに感謝。あっという間の6日間だった。またやりたいと思う。デタラメで最高な一本を是非みなさん観て下さい」と見どころをアピールした。

 今回、和田のもとに集まってくる取り巻きたちを演じるのは、コメディーを中心として作品を上演する人気劇団ヨーロッパ企画のメンバーが全面協力。オリジナルストーリーの脚本を担当したのは先月「演劇界の芥川賞」とも呼ばれる「第61回岸田國士戯曲賞」の受賞が決まったばかりのヨーロッパ企画代表・上田誠。今作は受賞後初の書き下ろしドラマとなる。安藤の新境地挑戦ともいえるハードボイルドコメディーに注目だ。

 安藤のほか戸塚純貴(24)、伊藤沙莉(22)、菅原永二(42)らが出演する。

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2017年3月17日のニュース