広瀬アリス 初めてなのにデリヘル嬢役「私の何かを見て描くのかなと思っていたら」

[ 2017年1月10日 18:22 ]

舞台「世界」初日前会見に出席した広瀬アリス
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 女優の広瀬アリス(22)が10日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで11日に開幕する舞台「世界」初日前会見に主演の風間杜夫(67)らと出席。初舞台となる広瀬はまさかのデリヘル嬢役に苦笑いを浮かべた。

 作・演出を手掛ける赤堀雅秋(45)がシアターコクーンで行う公演の第3弾。地方都市で町工場を営む家族を中心に描く“やるせない喜劇”。主演の風間が“下衆の極み”を体現したような工場を経営する父・義男、その息子・健二を大倉孝二(42)をそれぞれ演じる。広瀬は和田正人(37)演じる健二の妻のパート先の店員・諸星が片思いするデリヘル嬢のあずみ役。

 風間は「いい人は出てきません。リアルなお芝居で僕は大好き。ゲスの極みというか、ダメ男。人間を大きく見せようとする人間が小さいんですよね」と役どころをPR。赤堀作品過去2作品も出演している大倉は「過去2作では僕の持ち味というか、はっちゃけた役だったんですけど、今回は全部封じ込められて、何でもない人間をできるよう稽古で作ってきた。本番ではひたすら稽古場で積み重ねたことをやっていこうと思う」と力を込めた。

 「稽古に入る少し前に赤堀さんにお会いして、他愛もない世間話をしたんです。20、30分したらもう大丈夫です!って言われて…」と赤堀との初対面を振り返った広瀬。「その時に私の何かを見てあずみの人物像を描くのかなと思っていたら、それがデリヘル嬢だったので…何かうん…」とまさかの役どころに苦笑するばかり。初日を翌日に控えるという状況に「まだ緊張が勝ってしまっていて、舞台に立つと緊張して手が震えてしまいます」としながらも「初舞台なのでわからないことだらけなので、もう正面から向かっていくという気持ちで毎日稽古していました。頑張ります」と前を向いた。

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2017年1月10日のニュース