CM好感度「au」が2年連続1位「Amazonプライム」躍進5位

[ 2016年12月14日 15:00 ]

2年連続CM好感度1位に輝いたKDDIの「au」(左から菜々緒、前野朋哉、松田翔太、濱田岳)
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 CM総合研究所(東京都港区)は14日、2016年度(2015年11月度~2016年10月度)の銘柄別CM好感度トップテンを発表。全7470銘柄のうち、KDDIの「au」が2年連続1位に輝いた。前年度に記録した観測史上最高のCM好感度スコアを更新した。携帯電話会社がトップ4を独占した。

 今年度は「三太郎」シリーズを中心に56作品を放送。桃太郎(松田翔太)浦島太郎(桐谷健太)金太郎(濱田岳)かぐや姫(有村架純)乙姫(菜々緒)鬼(菅田将暉)のメーンキャストのほか、花咲爺さん(笹野高史)一寸法師(前野朋哉)など個性あふれるゲストが登場。歌手AI(35)の楽曲をBGMにさまざまな童話や昔話をモチーフにした「みんながみんな英雄」篇や、人気子役・寺田心(8)が桃太郎の幼少期を演じる「三太郎の出会い」篇などの展開はシリーズの奥行きの深さが感じられる。

 「Amazonプライム」は前年度2822位から5位に大躍進。犬と赤ちゃんがセリフのない表情だけの演技で心なごむストーリーを紡いだ。年間を通じて大ヒットとなり、同銘柄初のトップテン入りに貢献した。

 8位の「キリン一番搾り生ビール」は16年ぶりのトップテン返り咲き。嵐が47都道府県の各地で生産されたビールを飲みながら、和気あいあいと楽しむ作品などで商品の魅力を伝えた。

 10位の「ボス」は10年連続トップテン入りと息が長い。

 CM総合研究所は「シリーズCMの強さと安定感が際立ち、auの一寸法師、SoftBankのギガや佐藤健、NTT DOCOMOの斎藤司や秋山竜次、ボスの永瀬正敏や窪田正孝といったゲスト出演者の絶妙なキャスティングがシリーズCMに変化と勢いを与えた。また、auやAmazonプライム、ボスなど“心なごむ”エモーショナルなストーリーと演出がブランドの世界観を深めて視聴者の共感を誘った」と今年度のランキングを総評している。

◆2016年度 銘柄別CM好感度TOP10
1位(1)KDDI株式会社「au」(代表作品名=春のトビラ・みんながみんな英雄)
2位(2)ソフトバンク株式会社「SoftBank」(白戸家 ギガ物語 アヤ子犬拾う)
3位(9)株式会社NTTドコモ「NTT DOCOMO」(得ダネを追え!:斎藤さんゲーム)★
4位(11)ソフトバンク株式会社「ワイモバイル」(スカート1/3)★
5位(2822)アマゾンジャパン合同会社「Amazonプライム」(ライオン)
6位(7)日本コカ・コーラ株式会社「ジョージア」(公園施設点検員)★
7位(42)株式会社リクルートジョブズ「タウンワーク」(ビデオレター)
8位(12)キリンビール株式会社「キリン一番搾り生ビール」しあわせ一番町 47都道府県の一番搾り)
9位(8)日清食品株式会社「カップヌードル」(OBAKA’s大学テラ幸子)
10位(10)サントリー食品インターナショナル株式会社「ボス」(おまわりさん) 
※CM総合研究所調べ、順位の後のカッコ内は前年度順位、★は自己最高順位

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2016年12月14日のニュース