右膝じん帯損傷の重傷も…キムタク「無限の住人」万次になりきった

[ 2016年11月7日 05:31 ]

映画「無限の住人」で木村拓哉が演じる万次の原作ビジュアル(C)沙村広明/講談社

 SMAPの木村拓哉(43)が主演する映画「無限の住人」(監督三池崇史、来年4月29日公開)の場面写真とポスタービジュアルが6日、初公開された。

 人気漫画家・沙村広明氏の同名人気コミックが原作で、不老不死の侍・万次が両親を殺された少女・凜のために剣客集団と熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる物語。公開されたカットは、万次が女優の杉咲花(19)が演じる凜を守りながら、300人の敵を相手に大立ち回りを繰り広げるシーンだ。

 顔も体も傷だらけで独眼というキャラクターの万次に成りきるため、木村は実際に右目を特殊メークで閉じて撮影を敢行。普段と異なる視界と距離感になった影響か、砂利の上で足を横滑りさせる場面でスリップして転倒し、右膝じん帯損傷の重傷を負う事故があった。また、撮影が行われた今年1月上旬はSMAPの解散危機騒動の渦中でもあったが、木村は周囲の雑音に揺らぐことなく、痛み止めの注射を打って凄絶(せいぜつ)な殺陣を演じ切った。

 撮影現場を見学した沙村氏も「最初から最後までずっと右目を特殊メークで閉じたまま、殺陣までされていたので本当に凄いなと。これは、物凄くいい方に演じてもらったなと強く思いました」と感嘆するほどの熱演だった。

 木村にとって山田洋次監督「武士の一分」以来、約11年ぶりの時代劇映画。SMAPが今年の大みそかに解散した後、ソロになって初めて公開される主演映画にもなる。三池監督とタッグを組むのは初めて。「現場では監督の求める“素材のひとつ”だと思うので、共演者、スタッフと集中して現場に臨みました」と話している。

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2016年11月7日のニュース