ＢＩＧＢＡＮＧ必ず戻ってくる　Ｔ．Ｏ．Ｐ兵役前“ラストツアー”開幕

コンサートを行ったＢＩＧＢＡＮＧの（左から）Ｖ．Ｉ．、ＳＯＬ、Ｇ―ＤＲＡＧＯＮ、Ｔ．Ｏ．Ｐ、Ｄ―ＬＩＴＥ

　韓国男性５人組「ＢＩＧＢＡＮＧ」の“ラストツアー”がスタートした。５、６日に東京ドーム公演を開催。最年長のＴ．Ｏ．Ｐ（２９）は来年に兵役を控えていることから、東京ではこれが最後のライブ。５人は感謝の気持ちを前面に押し出し５万５０００人のファンに、しばしの別れを告げた。

　韓国でのデビューから１０周年を記念したドームツアー。２００９年の日本デビュー曲「ＭＹ　ＨＥＡＶＥＮ」でスタートし、最新曲「ＢＡＮＧ　ＢＡＮＧ　ＢＡＮＧ」などのヒット曲をズラリと並べた。

　Ｔ．Ｏ．Ｐはソロにユニットにと、独特の重低音ボイスのラップでこの２日間、満員の観客を熱狂させた。来年早々に韓国軍に入るとみられ、芸能活動は約２年間できなくなる。ほかのメンバーも近い将来に兵役がやってくるため、５人全員が兵役を終えて活動を再開するまでには５、６年かかりそうだ。

　Ｔ．Ｏ．Ｐは「私はもしかしたら今回の東京ドームが最後の東京になるかもしれません」とあいさつ。「だから、私にとって皆さんは一人一人がとても意味のある思い出となります。私たちもまた、皆さんの応援でもっともっと成長するＢＩＧＢＡＮＧになります。愛してます」とメッセージを送った。Ｄ―ＬＩＴＥ（２７）は「この１０年間があっという間だったように、次の５人のステージを待つ時間もあっという間だと思う」と話し、次のツアーを心待ちにしていた。

　今回は外国人では初となる４年連続のドームツアーで、１６公演、約７８万人を動員予定。ドーム公演は４年間で６５回となり、３２０万人を動員する計算となる。リーダーＧ―ＤＲＡＧＯＮ（２８）は感謝の気持ちを込め「皆さんと僕らの心が変わらなければ、１０年がたっても、２０年、３０年がたっても、僕らはいつも同じ場所で一緒に幸せでいられるはずです。必ずそうします」と再会を約束した。