May J.“カバー芸人”バッシングを振り返る「生放送でも頭の中に」

[ 2016年3月6日 13:30 ]

初の著書「私のものじゃない、私の歌」発売記念のサイン会に出席したMay J.

 歌手のMay J.(27)が6日、デビュー10周年を記念した初の著書「私のものじゃない、私の歌」(TAC出版、16日発売)の発売記念サイン会を都内で行った。

 著書は、日本人の父とイラン人の母の下に生まれ3歳で歌手を夢見た幼少期からこれまでを赤裸々に告白。2012年にテレビ朝日「関ジャニの仕分け∞」のカラオケ対決で注目され、26連勝という記録をつくったが、「テレビで歌える場所が少なかったので、チャンスだと思い迷わなかった。10連勝くらいまでは名前を知ってもらうために負けられないという挑戦の気持ちだったけれど、それからは負けてはいけないというプレッシャーを感じていました」と振り返った。

 そして、大ヒットしたアニメ映画「アナと雪の女王」の日本語版主題歌「Let It Go~ありのままで~」でブレークしたが、同時にネットを中心に「カバーソング芸人」などのバッシングを受けた。「気にしないようにはしていたけれど、生放送で歌っている時にバッシングの声が頭の中に入って集中できないこともあった。これじゃダメだと思いましたが、ライブで私の歌を楽しみにしてくれるファンの方のうれしそうな表情を見ることで歌い続けていきたいという気持ちになりました」と明かした。

 著書の発売日にはカバーアルバムの第3弾「Sweet Song Covers」もリリース。松田聖子(53)の「SWEET MEMORIES」など80年代の楽曲から選曲し、「テレビでいろんな歌を歌って、聴きたいという声を頂けるのは幸せなこと。求めてくれる人がいる限り、シンガーとしてどんな歌でも歌っていきたい。名曲は歌い継がれることで残っていきますから」と晴れやかな表情で話していた。

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2016年3月6日のニュース