橋口監督 念願の大賞に喜び「名誉に感じるものです」

[ 2016年2月17日 08:00 ]

日本映画大賞を受賞しスピーチする橋口監督

毎日映画コンクール表彰式

(2月16日)
 「恋人たち」で初の日本映画大賞に耀いた橋口亮輔監督(53)はブロンズ像を手に感激の面持ち。「渚のシンドバッド」(95年)で脚本賞、「ぐるりのこと。」(08年)で優秀賞と脚本賞に輝いているが、ついに大賞を獲得した。

 「“ぐるりのこと。”で優秀賞をいただいた時の大賞が滝田洋二郎監督の“おくりびと”でした。内心悔しかった。そのくらい毎日映画コンクールの大賞は名誉に感じるものです」と話して、喜びをかみしめた。

 不条理な世の中で不器用に生きる3人の男女の絶望と再生を丁寧にすくいとった力作。篠原篤(33)、成嶋瞳子(42)、池田良(38)というワークショップで見いだした無名の3人やスタッフも登壇し喜びを分かち合った。橋口監督にはTSUTAYAから50万ポイント分のTポイントが副賞として贈られ、会場から「わーっ」と歓声があがった。

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2016年2月17日のニュース