加藤健一 吉永小百合に感謝「どんな演技でも受け止めてくれた」

[ 2016年2月17日 07:28 ]

男優助演賞受賞の加藤健一

毎日映画コンクール表彰式

(2月16日)
 「母と暮せば」の演技で男優助演賞に耀いた加藤健一(66)は「大好きな井上ひさしさんと尊敬する山田洋次監督の思いが一つになった作品に参加できて誇りに思います」と胸を張った。舞台での受賞歴は数知れないが、「椿姫」以来27年ぶりの銀幕で初めての映画賞を手繰り寄せた。

 原爆投下から3年後の長崎を舞台に、母親と亡霊になって現れる息子を描いたファンタジー。吉永小百合演じた母親に闇物資を運んでくる「上海のおじさん」役を圧倒的な存在感で演じたが、「どんな演技でも受け止めてくれた」と吉永に感謝。そして山田監督がデジタルではなくフィルムにこだわったことにも言及し「見ると、やっぱりやわらかさが違う」と感激していた。

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2016年2月17日のニュース