やはり芸人は違う!?千原ジュニア「大人の事情」どこ吹く風の神対応

[ 2015年10月9日 10:15 ]

一般女性と結婚した千原ジュニア

 芸能界は空前の結婚ラッシュ。口火を切ったのが福山雅治(46)と同じ9月28日、福山の数時間前に結婚を発表した千原ジュニア(41)だった。同29日に旅行先の沖縄・宮古島から羽田空港着の航空機で帰京した際、集まった報道陣に「幸せのおすそわけ」とばかり、ふんだんにサービスしてくれた。

 でも、実はこの空港取材、当初はピリピリムードだったのだ。

 羽田空港で有名人を取材する際、記者とカメラマンは通常、現地の担当部署に申請し、特別にゲートの中まで入る。この日も手続きをして、飛行機が到着する予定の5番ゲートで待機していた。しかし、到着10~15分ほど前に、いきなり事務所サイドが強硬に「そこでの取材はやめて」とアナウンスしてきた。

 こちらは正当な手続きを踏んでおり、納得できない。でも事務所も引かない。折衝の結果、しぶしぶ記事を書くペン記者は、公共スペースの到着ロビーに移動。カメラマンは話しかけないことを条件に、残って写真を撮る「折衷案」を採った。

 「やはり、奥さまが一般の方だから、そこに配慮したのだろうか」「いや、本人が嫌がっているのかも」。推測が広がる中、カメラマンが戻ってきた。千原といえば、かつて「ジャックナイフ」と呼ばれた、切れ味鋭い男。すごまれたりしなかったか、心配して様子を聞いたところ「いや、それがですね…」と、空港取材史上空前の「ノリノリ対応」を語り始めた。

 着くや否や、あちらから「え~、(福山でなく)こっち(の取材)?」とにこやかに接近。話しかけてはいけない約束だったので写真だけ撮っていると「そんなんで大丈夫?イケる?」などと気を使ってくれた。さらには「止まってた方が撮りやすいやろ?」と自ら、プリザーブドフラワーの前に立ち“即席撮影会”まで開催したという。

 事務所側のピリピリムードとは全く結びつかない対応。あらためて担当者に聞いてみると、事務所は、2日後に出演予定だったTBSのレギュラー番組「白熱ライブ ビビット」側と「結婚後第一声」を発する、という約束を交わしていたという。空港でしゃべると第一声にならないし、といって宮古島から羽田への直行便はこの1本のみ。報道陣をけむに巻くのも厳しい――。ということで、到着直前の「強い要請」になったそうだ。

 分かってみれば「そんなことか」という話だが事務所にとっては、クライアントとの信頼関係に関わる話。立派な「大人の事情」だ。「ロビーでもひと言、ふた言で勘弁して」。担当者はしきりにお願いしていた。

 ただ、それを知ってか知らずか、結局千原はロビーに現れた後も10分近い独演会。最後は大きく手を振って空港を去っていった。こちらとしてはありがたいけど…と事務所の担当者を見ると「やれやれ、しゃ~ないな」と“お手上げポーズ”をとっていた。

 翌日の紙面ではもちろん、トップ記事に。事務所側は右往左往しただろうが、「さすがに人気芸人は違うな」と思わせる“神対応”だった。

 役得もあった。それは一般の方ということで顔を公開していない、奥さまとみられる女性の顔を拝見できたこと。ちなみに本紙が報じたとおりの「伊東美咲似の美人」でしたよ!(記者コラム)

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月9日のニュース