健さんの“戦友”神山監督「ずっと生きていらっしゃると」

[ 2014年11月22日 13:04 ]

映画「救いたい」初日舞台あいさつに出席した(左から)神山征二郎監督、鈴木京香、三浦友和、原作者の川島隆枝さん
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 女優の鈴木京香(46)が主演する映画「救いたい」初日舞台あいさつが22日、都内の映画館で行われ、鈴木をはじめ、夫役を演じた三浦友和(62)、神山征二郎監督(73)らと出席。10日に急逝した高倉健さんへの思いを語った。

 神山監督は映画「八甲田山」(77年)の助監督を務め、2年間、撮影を共にした。「あの厳しい仕事が終わった時に、健さんがZIPPOに『戦友へ』と刻んでくださった。戦友ということは生き死にを共有したということ。それぐらい大変な仕事だった。いつか監督として相まみえたいと思っていたが、実現はしなかった。ずっと生きていらっしゃると思っていたので寂しかった」と突然の訃報を悲しんだ。

 NHKドラマ「刑事」(95年)で親子役で共演した鈴木は「顔合わせの時にとても緊張していたんですが、花束を下さったことをよく覚えいます。健さんとご一緒するんだと緊張する後輩に対して、緊張をほぐすためにいろんな話もしてくださった。本当に優しい方でした。役に対する取り組みもすばらしく、20代で健さんとお仕事できたことは本当に貴重な経験になりました。いつまでもずっと日本映画の象徴としていてくださると思っていたので今回のことは本当に驚きましたけど、健さんのことは決して忘れない。ずっと憧れ続けていきたい」と話した。

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