原坊作詞作曲の校歌で卒業式 横浜の中学、本人祝辞も

[ 2014年3月13日 18:34 ]

 人気バンド「サザンオールスターズ」メンバーの原由子(57)が卒業した横浜市立横浜吉田中学校で13日、卒業式があり、原が作詞作曲した校歌が披露された。原は歌詞を刻んだプレートや祝辞を贈った。

 同校は、原の母校の吉田中と富士見中が昨年春に統合して開校し、今回が第1期生の卒業式。報道陣には非公開だったが、学校によると全校生徒で校歌を斉唱し、原の祝辞も読み上げられたという。

 3年の女子生徒(15)は「覚えやすくてすごく良いメロディー。良い歌を作ってもらった」とうれしそうに話した。

 同校は昨年5月、原に校歌作成を依頼。学校への思いをつづった生徒の言葉を原が歌詞に仕上げ、今年1月に完成した。生徒会のメンバー約20人が、サザンがよく使っている東京都内のスタジオに招かれ、校歌を録音したという。

 出川進校長は「学校統合で、複雑な気持ちもあった生徒たちに最高の贈り物となった。大切に歌い継いでいきたい」と話す。歌詞を刻んだプレートは今後、体育館に取り付ける予定。

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2014年3月13日のニュース