“太陽”を選んだ相澤さん遺言「みなさんはずっと僕の大事な家族」

[ 2013年5月25日 11:10 ]

サンミュージック創立40周年記念パーティーと相澤秀禎会長の喜寿を祝う会でベッキー(左端)森田健作(左から2人目)らと鏡開き(中央)=2007年11月27日
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サンミュージック会長 相澤秀禎さん死去

 サンミュージックという事務所名は、イソップ寓話(ぐうわ)「北風と太陽」に由来する。北風と太陽のどちらが先に旅人の上着を脱がせるかという物語だが、23日に亡くなった芸能事務所「サンミュージック」の会長、相澤秀禎さんは、太陽(サン)を選んだ。太陽も音楽(ミュージック)も、いつの世にも欠かせないものとして命名したという。

 24日、タレントや社員に相澤さんの遺言が文書として配られた。「みなさんと一緒に仕事ができたことは幸せでした。おかげで楽しく素晴らしい人生を送ることができました」と感謝。1週間ほど前に病床で語ったことを社員が書き起こしたもので「僕がいなくなってもみなさんがサンミュージックをもり立てていってくれることをわかっているので安心しています」「みなさんはこの先もずっと僕の大事な家族です」と呼び掛けた。

 ほかのプロダクションにはないアットホームな社風で知られるサンミュージック。同社幹部の男性は「会長の声が聞こえてくるようでつらい」と目を潤ませた。

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