涙で「今、森田健作があるのは相澤会長のおかげです」

[ 2013年5月25日 06:00 ]

官邸で行われた「アジア文化交流懇談会」の会合後、相澤会長の思い出などを語る森田健作知事

サンミュージック会長 相澤秀禎さん死去

 サンミュージックの所属タレント第1号で、“下宿第1号”でもある千葉県の森田健作知事は「今、森田健作があるのは相澤会長のおかげです」と涙ながらにしのんだ。

 官邸で行われた「アジア文化交流懇談会」の会合に出席後、記者団に「あれほど情があり、心が温かい人を私は知りません。まだまだ私たちを支えて叱咤(しった)激励してほしかった」としんみり。「太陽みたいな人。日の当たる時も当たらない時も一生懸命私を支えてくれた」と振り返った。

 18歳の時に現サンミュージック幹部にスカウトされ、相澤さんに「これはイケる」と一目で気に入られ芸能界入り。相澤さんの自宅に下宿し、スターに育て上げられた。

 入院中には3回ほど見舞い、最後となったのは3日前。思い出話などをして「会長、頑張ってくださいよ」と励ますと、相澤さんは「頑張るぞ」と応じる一方、「サンミュージックを頼むぞ」の言葉も。森田氏は「生ある限りサンミュージックをしっかり守りますから安心してください」と答えた。

 また、今年3月の千葉県知事選で、前回を超える約123万票を獲得して再選を果たした話に及ぶと、相澤さんは「あれだけの票を獲って本当にうれしかった」と目に涙をためて喜んでいたという。

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