「全国民に嫌われたい」藤原竜也 凶悪犯役に意外な共感

[ 2013年3月13日 13:57 ]

映画「藁の楯 わらのたて」完成報告会見に出席した藤原竜也

 映画「藁の楯 わらのたて」(4月26日公開、三池崇史監督)の完成報告会見が13日、都内のホテルで行われ、主演の大沢たかお(45)をはじめ、松嶋菜々子(39)、藤原竜也(30)といった主要キャストが顔をそろえた。

 「藁の楯 わらのたて」は木内一裕氏の同名小説を映画化したサスペンスアクション。大沢は松嶋演じる白岩らとともに、連続殺人を犯した凶悪犯の警護という任務を全うする警視庁警備部のSP・銘苅一基を演じる。彼らに守られる連続暴行殺人犯・清丸を藤原が演じる。

 主演の大沢は「圧倒的なスケール感。スタッフ、キャストが挑戦のつもりで高いハードルを乗り越えて撮った作品。これほど手足を縛られたような感覚で仕事したことはないですが、楽しい最高の時間を過ごさせてもらった」と作品をPRした。

 凶悪犯を演じた藤原は「清丸というキャラクターをやるというのはどうとかではなかった。僕としてはこの作品を楽しもうと思っていた。“あの”松嶋さんに失礼な数々なセリフを言わせてもらって、“あの”大沢さんにも数々の悪態をついて、どうしようかと思った。日本の全国民に嫌われたい」とやる気十分。とはいえ、現場では松嶋らに謝っていたというが、「清丸は幼稚で何を考えているかわからない。そういう部分は自分にもあるし、遠くはないキャラクターなんじゃないかなと思います。腹の中で悪口言ってたり、嫌ってみたり、暴言吐いたりっていうのは日常ありますでしょ?」と意外な共感を口にし、笑わせた。

 壮大なスケールのアクション映画ということで、ハリウッドへのリメークなども期待されるが、大沢は「銘苅の役では来ないと思うので、清丸あたりを狙っていこうかな。藤原くんが日本全国を敵にするなら僕は世界を敵に!」と野望を掲げた。

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