流行語大賞は「なでしこジャパン」 震災関連はトップ10に5つ

[ 2011年12月1日 17:01 ]

米国を破り初優勝を果たしトロフィーを掲げて喜ぶ日本代表・MF沢穂希

 世相を反映し今年話題になった言葉に贈られる「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に1日、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した「なでしこジャパン」が決まった。日本中に希望と勇気を与えた点が評価された。

 東京都内であった表彰式に出席した日本サッカー協会の上田栄治女子委員長は「われわれも(W杯会場の)ドイツから勇気を送る、というのがモチベーションだった」と喜びを語った。

 トップ10には「3・11」「帰宅難民」「風評被害」「絆」、童謡詩人金子みすゞの作品で東日本大震災後にACジャパンの公共CMで頻繁に放送された「こだまでしょうか」と、震災に関連した言葉が五つ選ばれた。

 野田佳彦首相が自らを例えたことにちなんだ「どじょう内閣」、タレント楽しんごさんの「ラブ注入」のほか「スマホ」「どや顔」もトップ10入りした。

 選考委員を務めたジャーナリストの鳥越俊太郎さんは、選評で「今年は『絆』という言葉がある特別な意味を持って存在した。なでしこジャパンの優勝も絆、チームの和の力だったと思う」と話した。

 ▼沢穂希・日本代表主将の話 大変光栄に思います。女子サッカーが多くの皆様に知っていただけた、実りある1年でした。一過性とならぬよう、この先も努めて参ります

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2011年12月1日のニュース