沙也加 母“聖子の意向”で紅白初出場

[ 2011年12月1日 06:00 ]

<第62回紅白歌合戦出場歌手発表会見>笑顔で手を振る(前列左から)鈴木福、芦田愛菜、(後列同)少女時代のソヒョン、ジェシカ、ユリ、ティファニー、テヨン、スヨン、神田沙也加、KARAのギュリ、ハラ、ニコル、猪苗代湖ズの箭内道彦、渡辺俊美、松田晋二

第62回紅白歌合戦出場者発表

 松田聖子(49)が10年ぶりに復帰し、長女・神田沙也加(25)が初出場する。

 異例の親子共演という特別待遇での初出場となった沙也加。これは事実上、聖子の意向に沿って進められたものだった。

 原田秀樹チーフプロデューサーによると、NHKがまず出演をオファーしたのは聖子。話し合いの中で、10年ぶりの出場となるにあたって「何か意味のある出方であれば」と聖子が申し出た。

 震災のあった1年を思い浮かべ「今年は日本人が親子、家族の絆を意識した1年だった。そんな空気に応えるような出演の仕方はできないだろうか」と特別な演出をしたいという意向を伝えた。その言葉を受け「では沙也加さんとの共演では」とNHKが具体的に提案し、「その形ならやってみる意味があるかも」と答えたという。

 過去を振り返れば、聖子は83年の紅白で、当時交際していた郷ひろみ(56)と手を取り合ってダンスを踊り、アチチなシーンを見せつけた。さらに85年1月には新曲発売の1週間前のタイミングで突然の破局会見。かと思えば、1カ月後に神田正輝(60)と結婚。仕事に私生活の話題を上手にミックスし、大スターへと上り詰めた母親。この日の会見は、そのDNAを娘がしっかりと受け継いでいることを示した。

 ステージを去ろうとする沙也加に、「お父さん(神田正輝)に報告は?」と質問。無視することなく笑顔を見せたが回答はなし。母譲りの風格すら漂わせる去り際だった。

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