暴排条例順守にNHK 愛菜ちゃん、福くんにも署名求めた

[ 2011年12月1日 06:00 ]

<第62回紅白歌合戦出場歌手発表会見>「KARAのダンスを真似してみたい」と笑顔で話す芦田愛菜(前列左から2人目)。それを聞いて笑顔のKARAのニコル(後列左端)、ギュリ(前列左から3人目)、ハラ(同右端)。前列左端は鈴木福

 大みそかの「第62回NHK紅白歌合戦」(後7・15~11・45)の出場歌手が30日、東京・渋谷の同局で発表された。総勢55組で初出場は7組となった。NHKは10月1日から東京都で施行された暴力団排除条例の順守を出場歌手に呼び掛ける書面を作成した。

 最年少出場となった芦田愛菜(7)側と鈴木福(7)側にも署名を求めた。

 会見冒頭のあいさつ。古谷太郎エンターテインメント番組部長はいきなり「暴力団排除条例の施行を受けてNHKも指針を出しましたが、このことを理由に出演を見合わせる方はいませんでした」と発言した。

 毎年恒例の大イベントに暴排条例の影響がどう出るのかは大きな注目点。そんな世間の関心の高さを受け、局側が自ら切り出さざるを得なかったようだ。

 同局は今年の出演交渉の過程で、所属レコード会社に候補の歌手に暴力団との関係がないことを確認。さらに、出場歌手発表という晴れの日に、暴力団と関係がないことを約束させる文書を、レコード会社を通じて出場歌手に配布する念の入れようをみせた。

 契約書に準ずる了解事項という形で、違反した場合は出場契約が解除されるとの内容が書かれ、出場歌手全員の事務所または本人の署名を求めている。

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2011年12月1日のニュース