“聖子余波”でマルモリコンビも別々に名を連ねる

[ 2011年12月1日 06:00 ]

<第62回紅白歌合戦出場歌手発表会見>笑顔でガッツポーズをする鈴木福と芦田愛菜

第62回紅白歌合戦出場者発表

 初出場の感想を芦田が「ビックリしたんですけどうれしかったです」と話すと、鈴木が「僕はきょう初めて聞いてビックリしました」。いつもは大人びて見える芦田だが、同い年の存在に刺激されたのか、「私もきょう初めて聞きました」と付け加え、鈴木も負けじと「僕もお昼に聞きました」。競うように話す子供らしさ全開の2人に報道陣から「可愛い!」の声が上がった。

 2人はフジテレビのドラマ「マルモのおきて」で共演し、「薫と友樹、たまにムック。」として歌った主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」が48万枚を売り上げる大ヒット。原田チーフプロデューサーは「大ヒットした曲があるので、歌わないと皆さんが納得しないのでは」と「マル…」の選曲を示唆。しかし、1つのユニットとしてではなく、それぞれが1人の歌手として紅白に分かれて名前を連ねた。

 03年にBEGINと森山良子(63)、夏川りみ(38)が紅白にまたがって「涙そうそう」を一緒に歌っている例があるものの釈然としない報道陣に古谷部長は「それぞれがちゃんとしたタレント。お1人ずつを大事にして個で紹介したい」と説明した。

 芦田を紅組、鈴木を白組の象徴とする演出上の理由とする見方もある。

 一方で、テレビ関係者は「来年の大河ドラマに出る松田聖子を目玉として出演させたい意向が局側にあり、神田沙也加を初出場の1人とカウントする特別待遇をしたため、マルモリの2人も1人ずつ別々にせざるを得なかったのでは」と指摘した。

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2011年12月1日のニュース