【3】尊敬する歌手は中島みゆき、絢香

[ 2010年4月6日 06:00 ]

インタビュー中に笑顔を見せる中川あゆみ

 今年2月には動画サイト「ユーチューブ」でデビュー曲のプロモーションビデオが公開された。視聴者の反応は様々だ。「これからも応援する」「一気にファンになった」という好意的な意見が寄せられた。

 「うれしかった」と語る一方、ありのままに事実をつづった曲が「不幸を売り物にしている」「大人に操られている」などとも受け取られてしまった。賛否両論がいまもネット上で飛び交っている。

 「みなさん応援してくれてうれしい。だけど…一部ちょっとおかしいなと思ったのが、“不幸を売り物にしている”とか“大人に操られてんじゃないか”という投稿があって。私は不幸を売り物にしていないし、自分ですべて決意したものなので、そこをちゃんと皆様に理解していただけるように伝えていけたら」。

 今後の目標の1つに掲げているのは、曲を理解してもらうこと。

 「(ユーチューブの)コメントでも、曲を理解してない人が多かったので、ちゃんと伝えていきたい。世の中に幸せな人はいるわけで、(自分の曲を)理解することが難しい人もいる。ただ、私は不幸を売り物にしていない。自分で全部決めたんだということを前面に押し出していけたらなと思う。うそは言いたくない」。

 将来は「人の人生を(いい方向に)変えられるくらいのシンガー」になりたいという。尊敬するアーティストには中島みゆきと絢香をあげる。

 「言葉の遊び方とか使い方を見ていて、とても素晴らしいなと思ったのが、中島みゆきさん。すごい昔から、歌を歌っている。それなのに今でも心の中に入ってくる。それが尊敬しています。最近では絢香さん。心に伝わってくるものがあって。そこがすごい好きですね」。

 夢を叶えた13歳の目は輝きを増す。彼女自身、いま幸せなのか、不幸なのか。答えは聞くまでもなかった。

 「自分は幸せです。(ライブで)歌っている中で、みなさんから声をかけていただいて、自分は1人じゃないんだと感じている。すごい支えられている。昔は自分は1人だと思っていた。それが今じゃ本当に多くの人に支えられている。自分は幸せ者だと思っています」。

続きを表示

2010年4月6日のニュース