事実しか歌わない13歳「ついにこの歌を届けられる」

[ 2010年4月6日 08:20 ]

地元横須賀のショッピングセンター「モアーズ」の特設ステージでライブを行った中川あゆみ

 5月5日にエイベックスからメジャーデビューを果たす中川あゆみ(13)が3日に行った地元横須賀でのライブ終了後、スポニチアネックスの取材に応じた。

 デビュー曲「事実~12歳で私が決めたコト~」とカップリング「似顔絵」の2曲を披露。アコースティックギターで奏でる力強いメッセージに、多くが足を止めた。

 それでもライブ終了後の表情は浮かない。スタッフから「もっと丁寧に歌うように」と厳しい指摘をされた。「きょうは50点くらい。もっと丁寧に弾こうと思いました」。メジャーデビューしたとはいえ、まだ中学2年生。キツいことを言われれば、やはり落ち込む。

 CDデビューは約1カ月。「ついにこの歌を全国のみなさんに届けられる!」と、一転して目を輝かせた。「クヨクヨしている人に前向きに生きてほしい」という思いが曲には込められている。

 発売前日の5月4日は誕生日。「14歳になるし、ゴールデンウィークと重なって2大ハッピーな感じです」。「日本の隅から隅まで届けたい」と夢は大きい。「尊敬している」中島みゆきのように、人の魂を揺さぶる作品を生み出すことができるかどうか。原点を大切にしつつも、年を重ね、ステージを重ね、経験を積むことによって、変化していく中川あゆみのこれからに注目したい。

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2010年4月6日のニュース