カッパ伝説で町おこしに「河童の三平」像が完成

[ 2010年4月6日 08:23 ]

 カッパ伝説で町おこしに取り組む鳥取県米子市の旧加茂川沿いに「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家水木しげるさんの作品をモデルにした「河童の三平」像が6日完成、地元関係者らが参加して除幕式が行われる。

 「河童の三平」は水木さんが1961年ごろに描いた漫画で、紙芝居などで人気を博した。主人公の河原三平はカッパに似ているため本物と間違われ、カッパの国へ連れて行かれて冒険するという物語。
 水木さんは米子市に隣接する同県境港市出身。水木プロダクション(東京)が、米子市の「笑い通り協議会」に制作費などを寄付し、像の設置が実現した。
 像は高さ約1メートルのセメント製で、川から上がった三平が友達のカッパ「かん平」と向き合ってスイカを食べている姿。緑色などで塗装し鮮やかに仕上げてある。
 旧加茂川沿いには、水質が改善した川にカッパ一家が戻ってきたとの想定で、既に5体のカッパ像がある。同協議会の住田済三郎会長は「もっと数を増やして“カッパロード”を目指したい」と話している。

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2010年4月6日のニュース