ソフトバンク・周東 “世界の鬼脚”に観客どよめいた!一塁からの“爆速生還”で大きな追加点もぎ取った

[ 2024年4月1日 05:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5ー2オリックス ( 2024年3月31日    京セラD )

<オ・ソ>8回、今宮の適時二塁打で生還するソフトバンク・周東(撮影・後藤 正志)
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 脅威の速さに京セラドームがどよめいた。ソフトバンクの周東佑京内野手(28)が“爆速走塁”で大きな追加点をもぎ取った。

 3―1の8回1死一塁。今宮が放った右翼線への当たりに一塁から快足を飛ばした。スピードを緩めることなく三塁を蹴ってホームへ。「回るつもりでもいましたし(三塁コーチの)井出さんを信じて回りました」。スピードが乗ったまま頭から本塁に滑り込んだ。小久保監督も「あれで還ってこられるのは周東ぐらいなので」と表現して笑みを浮かべた。

 自慢の脚を存分に生かした。3回の第2打席では、三塁へのセーフティーバントを決めた。「何とかしたいなと思っていた。ホッとした気持ちもあります」。これで今季初ヒットを記録。すかさず続く今宮への初球でスタートを切り、今季2つ目の盗塁も決めた。

 得点シーンにつながった8回の出塁は、粘った末に7球目で四球を選んでのものだった。春季キャンプでは城島健司シニアコーディネーターとアーリーワークに取り組み、自らの武器を理解した上での考え方を教わった。「今季のテーマは“我慢”。ジョー(城島)さんに口酸っぱく言われているので」と晴れやかな表情で口にした。

 1年前のWBCで世界を驚かせた鬼脚はダテじゃない。1番に定着してチームの得点力をさらにアップさせていく。(木下 大一)

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