阿部巨人 台湾からサバイバル最終ゴング!左翼&中堅レギュラー未定 残り15戦中12戦が勝負

[ 2024年3月1日 05:30 ]

厳重警備の中、台湾・桃園空港に到着した巨人・阿部監督(中)(撮影・西川祐介)
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 巨人は2月29日、那覇空港発の航空機で台湾に到着。2、3日に台北ドームで行われる中信ブラザーズ、楽天モンキーズとの親善試合に臨む。阿部監督は残り15試合の対外試合で、22日からの楽天3連戦(東京ドーム)からベストオーダーを組む意向を明言。し烈を極める外野争いは、台湾から始まる残り12試合が勝負となる。

 「個々の立場をわきまえて。(ふるいに)かけていかないとね。最後のドームはベストメンバーで行くと思っているから、それまでに入れ替えだったり考えながらやっていく」

 台湾・桃園空港に降り立った阿部監督が、今後を見据えた。29日の阪神との開幕戦まで1カ月。キャンプでは選手個々がレベルアップに励んだが、ここからは20日のロッテ戦までの残り12試合で結果を残さねばならない。

 外野は横一線での競争を続けてきた。キャンプではドラフト3位・佐々木(日立製作所)やオコエ、萩尾、松原らが実戦で猛アピールに成功。右翼は新外国人のオドーアで当確だが、中堅、左翼を巡る競争は激化している。「(結果を)出さなきゃいけない子もいる。そういう子は結果をしっかり見る」と指揮官。4年目の秋広、ベテラン・長野、丸はもちろん、2軍では梶谷らも開幕を見据えて調整を続けている。

 現地ではレプリカユニホームやタオルを掲げるファンが待ち受けるなど、根強い人気は健在。球団創設90周年を記念しての親善試合に臨むナインは、厳重な警備態勢の中、車に乗り込んだ。外野の残り2枠の座を射止めるべく、加油(中国語で頑張れの意味)!サバイバル第2章のゴングは台湾で鳴らされる。(川島 毅洋)

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