松坂大輔氏 ドジャース・由伸は「心配ご無用」デビュー登板で日本での“無双”投球そのまま

[ 2024年3月1日 01:30 ]

オープン戦   ドジャース4―6レンジャーズ ( 2024年2月28日    サプライズ )

山本(右)と話する松坂氏(撮影・白鳥 佳樹)
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 【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】山本投手にとっては新天地・ドジャースでの初の実戦。気候やマウンド、ボールも違います。どんな感じで試合に入っていくのか、という点を注目していましたが「心配ご無用」でしたね。日本で見てきた山本投手そのままの姿がそこにはありました。

 試合後、本人に直球の手応えについて聞きました。最速は96マイル(約154キロ)。山本投手は「自分が思っていたよりスピードが出ていてボールに勢いがあった。ちょっと驚きました」と言っていました。たとえカウントを悪くしても、その直球も含めてどの球種でもストライクが取れる。そしてどの球種でも勝負ができる。日本で「無双」していた投球をそのままメジャーに置き換えてみたような感じでした。

 韓国・ソウルでの開幕シリーズ(3月20、21日)まで約3週間。山本投手は「細かいことを言えば、やらなければいけないことはたくさんあります」と言っていました。

 今後のオープン戦では相手チームも主力がどんどん出場してきます。そんな主力打者のボールに対する反応、対応を見ながら、修正点をクリアしていくことになると思います。(スポニチ本紙評論家)

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