西武ドラ1・武内 2回完全!ツーシーム軸に華麗実戦デビュー

[ 2024年2月24日 05:30 ]

紅白戦   紅組3-0白組 ( 2024年2月23日    南郷 )

紅白戦で2イニングを無失点に抑える武内(撮影・西尾 大助)
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 小雨が降り続く悪天候に屈することなく、実戦デビューで持ち味が光った。西武ドラフト1位左腕・武内(国学院大)が紅白戦に初先発し、2回、打者6人に完全投球。「マウンドは気にせず、ゾーンで勝負できたことが良かった」と納得の表情を浮かべた。

 打者の手元で動いて芯を外すツーシームを軸球に、打者6人中、ゴロアウトを5つも並べた。初回先頭の長谷川を中飛に封じると、続く外崎は外角直球で一ゴロ。2回先頭はメジャー通算114発のアギラーに対し、技も見せた。3球目は普段の2段モーションではなく、クイックでツーシームを投げ空振り。最後はツーシームを低めボールゾーンに落として三ゴロとし「タイミングは工夫している。低めに投げられたからこそ、ゴロになった」とうなずいた。

 スタンドで視察した日本ハムの関根裕之プロスカウトは「マウンドさばき、直球と変わらないツーシームの振りが素晴らしい。強敵が増えたという印象。今後もしっかり見ていきたい」と警戒心を高めた。この日の登板を「90点」と自己採点した新人左腕。今後は初の対外試合に登板予定で「まずは150キロまでいきたい」とさらにギアを上げていく。(福井 亮太)

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