中日・中田 「貫禄」柵越え7本 ガッツポーズに沸くスタンド それでも「まだまだ振れていないのでね」

[ 2024年2月7日 06:15 ]

フリー打撃でサク越え弾を連発する中日・中田(撮影・椎名 航)
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 中日・中田が屋外フリー打撃で2度の3連発を含む今春最多7本の柵越えを放ち、順調な調整ぶりを示した。

 「徐々に出力を上げる意味合いで。右投手の時は強く、左投手の時は逆方向を、と」

 内容に意味がある。右投げの打撃投手に対しては15スイングで2度の3連発を含む6発を左翼へ。左投げの打撃投手に対しては一転して逆方向を意識した丁寧な打撃を繰り返した。「隣で打っていた中島さんが“1死満塁で…”とか想定していたので、最後は自分も」とラストの32スイング目だけ強振して左越えの“満塁弾”。ガッツポーズを披露して場内のファンを沸かせた。立浪監督からも「徐々に上がってくるだろうし、本人も考えながらやっているので」と期待された。

 フリー打撃後は隣接する陸上競技場へ移動し、走り込みのメニューを消化。「今日は走ってキレを出そうと思った。まだまだ振れていないのでね」。新主砲が次の段階へのギアチェンジをにらんだ。
 (湯澤 涼)

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