西武・甲斐野央が入団会見「徐々に実感が沸いてきた」山川穂高の人的補償

[ 2024年2月1日 11:17 ]

<西武・甲斐野入団会見>ユニホーム姿を披露する甲斐野(撮影・久冨木 修) 
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 国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償として、西武に移籍した甲斐野央投手(27)が1日、埼玉・所沢市の球団施設で入団会見を行った。

 笑顔で会場に入り「ファンの声援がもの凄いチーム。必要として獲ってもらえたと思うので、いち早くファンの人と勝って喜びを分かち合いたい」と誓った。新番号34については「さん(3)しん(4)という意味があるのかな」とおどけ、「徐々に実感が沸いてきた」と気を引き締めた。

 甲斐野は東洋大から18年ドラフト1位でソフトバンクに入団。ルーキーイヤーの19年はセットアッパーを務めるなど65試合に登板して2勝5敗26ホールド、8セーブと鮮烈なデビュー。チームの日本一に貢献して、同年11月の第2回プレミア12は侍ジャパンに選出されて5試合連続無失点と好投して優勝の立て役者となった。20年オフに右肘手術も、昨年は勝利の方程式の一角として46試合に登板して防御率2・53と復活を果たした。

 救援陣の救世主となる。昨季は中継ぎの柱だった森脇が右上腕、佐々木は左肘を手術。ともに昨オフに育成再契約となって来季中の復帰は不透明な状況。さらに、セットアッパーの平良は先発に転向し、ベテラン増田は通算200セーブまで、あと6も昨年は40試合登板で防御率5・45と苦しんだ。160キロ右腕は勝利の方程式だけでなく、新守護神を担う可能性まで秘めている。

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