星野伸之氏 天才・清原和博氏を全球ストレートで打ち取った話「裏をかきたくなるいいバッターだった」

[ 2023年11月29日 17:06 ]

西武時代の清原和博氏
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 オリックス、阪神で通算176勝の星野伸之氏(57)が自身のYouTube「スローカーブチャンネル」を更新。若き日の清原和博氏(56)との対戦を振り返った。

 「最初僕の緩いカーブに面食らっていた」と、西武入団1年目の清原氏との対戦を思い返した。

 星野氏は「全球ストレートで勝負したのは清原選手だけ」と切り出した。

 緩いカーブと約30キロ差の直球のコンビネーションにフォークを絡めて打ち取っていたが、ある試合での清原氏との対戦で「まだタイミングが遅れている」と直球を続けるうちに2ボール2ストライクと追い込んでいた。

 星野氏は最後フォークのサインに首を振って投じた内角直球で詰まらせて一ゴロに仕留めた。

 「清原選手も“俺に全部真っ直ぐかよ”って面食らっていた。それくらい裏をかきたくなるいいバッターだった」

 星野氏は清原氏の打撃について「常に一発を警戒しないといけなかったが、状況に応じたアウトローの右打ちが非常にうまかった」と評し、「高卒1年目で4番でずっとやって優勝したっていうのは本当に凄い」と称えた。

 その清原氏も現役時代に「星野さんのストレートが一番打ちにくい」と評している。

 星野氏は「真っ直ぐに詰まったらそう言うしかない」と話したが、その後は「カーブを打たれた」という記憶が多いという。

 直球のタイミングで動き出し、(途中で)ピタッと止まって打たれた。星野氏は「調子のいいときのカーブも打たれた。並のバッターじゃない」と清原氏の天才ぶりを振り返った。
 

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