タイガースGMが前田健太を教育係に指名「勝ちに貢献するだけでなく、若手に良い影響を与える」

タイガース入団が決まった前田健太
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　タイガースのスコット・ハリスGMが、2年契約で入団が決まった前田健太投手（35）について28日（日本時間29日）「タイガースが試合に勝つことに貢献してくれるだけでなく、若い先発投手たちに良い影響を与えてくれるだろう」と話した。AP通信が報じた。

　タ軍の先発投手陣はタリク・スクバル（27）、ケーシー・マイズ（26）、リース・オルソン（24）、マット・マニング（25）、アレックス・ファエード（28）、ジョセフ・ウェンツ（26）といった20代の若手ばかり。「前田は試合に臨む上で、我々が素晴らしいと思うことをたくさん実行している選手。その姿勢がうちの若手にも受け継がれて欲しい」と期待する。

　不安要素は、右肘のじん帯再建手術（通称トミー・ジョン手術）からどれだけ回復しているかだが、ハリスGMは23年の直球の平均速度が90・9マイル（146・3キロ）と手術前、21年の90・8マイルを若干上回っていたことで、問題ないと判断した。

　「安心して2年契約を与えられた。複数年契約にすることで、ローテーションに継続性を与えることにもなる」と説明した。前田はタイガースのチャリティ基金に24年に7万ドル、25年に5万ドルを寄付することにもなっている。