巨人・オコエ　6年ぶりアップ更改「凄い感慨深い」　飛躍の現役ドラフト1期生

会見を終え笑顔でポーズをとるオコエ（撮影・郡司　修）
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　新たな環境でチャンスをモノにした。巨人・オコエが東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、350万円増の年俸1200万円でサイン。現役ドラフトで楽天から加入し、6年ぶりの年俸アップを勝ち取った26歳は「野球ができるかどうか分からない状況だった1年前の今頃を考えると、凄い感慨深い」と振り返った。

　「埋もれた選手に活躍の場を」との趣旨から実現した現役ドラフトの1期生。「新しい環境だったり、凄く刺激的な一年だった」。開幕戦は「1番・左翼」でスタメン出場するなど41試合に出場し、打率・235、2本塁打、6打点。「自分の引き出しが増えた」と手応えはある。今季も12月8日に開催される同制度に「自分は良い方向にいったけど、半分が球界からいなくなってしまったことを考えると、全てが全て良いことではないかな」と率直な思いも。後に育成で再契約した選手もいるが、6選手が戦力外通告を受けた。

　来季の目標に「1年間1軍」を掲げる。「結果が全て。数字の設定はなく毎試合毎試合打つつもりで。その結果としてレギュラーが獲れれば」と見据えた。活躍の場をつかみつつある15年ドラフト1位。「来年はより一層頑張ろうと。もう今から凄いワクワクしている」と胸を躍らせた。（小野寺　大）