高木豊氏　安楽のパワハラ疑惑に厳しい言葉止まらず「まだそんなことやってるのかって。論外」

高木豊氏
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　横浜、日本ハムで活躍した野球評論家の高木豊氏（65）が29日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、野球界のパワハラ問題について苦言を呈した。

　冒頭、視聴者から楽天の安楽智大投手の複数の選手に対するパワーハラスメント疑惑が発覚したことについて「取り上げてほしい」といった声が多数届いていることが説明され、高木氏は「こんなことがまだあるんだね」と、今回のパワハラ疑惑について驚きを隠せなかった。

　高木氏自身は上級生が下級生を“指導”する行為などが「大嫌いだった」とし、今回の騒動を耳にしたときには「胸クソ悪い。そんな印象を受けた。まだそんなことやってるのかって」と呆れた。

　また、プロ野球選手は個人事業主という立場で球団と契約しており「そこで学生気分が抜けないような、そういうことをやられるとアウト」と苦言を呈した。さらに「みんな優勝を狙っていこうとしている中で貴重な戦力を、そういう風に一人の男がやってしまうなんて考えられない。論外だと思う」と厳しい言葉を続けた。

　球団に対しては「働く環境、これが不快な環境であれば絶対優勝は無理」とし「ましてや、同僚からそういう言葉が上がってくるということはよっぽどだったと思う。球団も真摯に受け止めて、ちゃんとした裁定を出さないといけない」と訴えた。

　そして「注目度の高いプロ野球界の中にあって、いじめだとか、パワハラだとか見本になっていかなきゃいけない。スポーツって本来はクリーンな爽やかな感じ。それをこういうような記事が出てくるのは残念」と語った。