阪神38年前の日本一監督・吉田義男氏 教え子を絶賛!5回のリプレー検証要求「岡田監督のヒット」

[ 2023年11月5日 23:58 ]

吉田義男氏
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 38年前に監督として阪神を日本一に導いた吉田義男氏(90)が5日深夜、ABCテレビの特番「虎バンSP あかん阪神日本一なってもた!!」に自宅からリモート出演し、古巣を祝福した。

 御年90とは思えぬ元気な姿と声で「岩本さんおめでとう、よかったなあ」と、同番組MCで大の虎党・岩本計介アナウンサーに呼びかけた吉田氏。前回の日本一について「今の選手は誰も生まれてませんからね。私は52歳でした」と振り返った。

 日本シリーズ第7戦は「もちろん見てました」と笑顔で、「今回は特に監督が岡田ですからね。1~7戦までずっと見てました」と、38年前には指揮官と選手の関係だった“教え子”岡田監督の指揮を熱心に見守った。

 「(この日の)ゲームは、岡田がアピール(リプレー検証を要求)したでしょ。あそこから3点が入った」と指摘。3点リードの5回1死、中野の当たりが併殺打と判定されたがリプレー検証で判定が覆り、2死一・三塁に。オリックス・宮城が降板し、2番手の比嘉から3連打でリードは6点に広がった。「あれは岡田監督のヒットです」と称えた。

 岡田監督について「年齢は違いますし、選手と監督の間柄でしたけど、苦楽を共にした仲間だと思っている」とし、「若い選手の力を全部出し切った岡田監督の采配は凄かったですよ」と目を細めた。日本シリーズのMVPも「岡田と思うんです」と熱弁したが、選手では「近本で正解じゃないですか」と語った。

 前回の日本一からの38年は「長かったですね」としみじみ。「当時を思い出しますよ。西武に4勝2敗で勝ったんですけど、本塁打で勝ちましたね」と回想し、「今回もノイジーの本塁打は凄かったですね」と笑顔をみせていた。 

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