オリックス 7失点完敗で2年連続日本一逃す 宮城まさかの5失点KO 打線は9回頓宮ソロのみ

[ 2023年11月5日 21:44 ]

SMBC日本シリーズ2023第7戦   オリックス1―7阪神 ( 2023年11月5日    京セラD )

<オ・神>4回1死一、二塁、ノイジーの3ランを浴び、マウンドに座り込む宮城(撮影・大森 寛明)
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 オリックスが3勝3敗のタイで臨んだ阪神との「SMBC日本シリーズ2023」第7戦で7失点完敗を喫し、2年連続6度目となる日本一を逃した。

 4勝3敗とした阪神が1985年以来38年ぶり2度目となる悲願の日本一を達成している。

 オリックスは第2戦に続いて中6日で先発マウンドに上がった宮城大弥投手(22)が4回、ノイジーに2戦連発となる先制の2号3ランを被弾。ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージも含めて今年のポストシーズン16イニング目で初失点した。

 0―3のまま迎えた5回には、併殺で取った3アウト目が阪神のリクエストを受けた審判団によるリプレー検証の結果、判定が覆って2死一、三塁となり、ここで宮城が降板。

 この時点では3失点だったが、2番手右腕・比嘉が森下、大山、ノイジーと3者連続で適時打を浴び、宮城が残した走者2人に本塁生還を許しただけでなく自らも1失点。宮城は5回途中5安打5失点KOとなり、5回終了時点で0―6に。9回には6番手右腕・東が1失点して大量7失点となった。

 打線は3回、福田の安打と宗の四球出塁で2死一、二塁とした先制機に紅林が一ゴロに倒れて無得点。0―6で迎えた5回には野口、福田の連打などで1死一、二塁としたが、中川圭、宗が連続凡打に終わるなど、なかなかあと1本が出ず。

 6回以降は先発した第3戦から中4日で登板した3番手左腕・伊藤将に抑えられ、9回は2死から登板した守護神・岩崎の初球を頓宮が左翼スタンド上段に叩き込む特大の3号ソロ本塁打として零敗を免れたが、反撃が遅すぎた。

 オリックスが日本シリーズ2連覇となれば2017~20年にソフトバンクが4連覇して以来で、チームでは阪急時代の1975~77年に達成した3連覇以来の快挙となるところだったが、かなわなかった。

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