「マルちゃん」ことニック・マルティネスが23・9億円を破棄してFAに 代理人も辣腕ボラス氏に変更

[ 2023年11月5日 08:28 ]

パドレスのニック・マルティネス(AP)
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 日本時代「マルちゃん」の愛称で親しまれたパドレスのニック・マルティネス投手(33)がフリーエージェント(FA)になった。

 米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が4日(日本時間5日)に報じている。

 1年前、3年総額2600万ドル(約39億円)を保証された契約をパドレスと結んでいたが、実はその契約には1年1000万ドル(約14・9億円)でプレーした後、球団と本人双方に、選択権がある条項が入っていた。

 まず球団が24年、25年分について、2年総額3200万ドル(約47・8億円)で選択権を行使できる。しかしながら球団は行使せず、次はマルティネスの番で保証されていた2年総額1600万ドル(約23・9億円)を行使するかどうかを決められたが、本人も破棄したためFAとなった。

 パドレスはブレイク・スネル、セス・ルーゴらが抜けるため、先発投手の補強が不可欠だが、先発リリーフを兼ねるスイングマンのマルティネスではフルタイムの先発は荷が重いと判断。加えてパドレスは資金難でこのオフは約5000万ドル(約74・7億円)をサラリー総額から削らねばならなかった。

 一方、マルティネスは23年シーズンは63試合に登板(内9試合に先発)、110・1イニングを投げ6勝4敗1セーブ、防御率3・43の好成績だったため、FAになればより良い条件で契約できると判断した。代理人も辣腕で知られるスコット・ボラス氏に変更している。

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