オリ宮城は号泣「悔しいです。ただそれだけです」「実力不足」 由伸とは抱擁「頑張ってくださいと」

[ 2023年11月5日 23:42 ]

SMBC日本シリーズ2023第7戦   オリックス1―7阪神 ( 2023年11月5日    京セラD )

<オ・神>涙を流し引き揚げる宮城(撮影・須田 麻祐子)
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 オリックスの宮城大弥投手(22)は3勝3敗のタイで迎えた「SMBC日本シリーズ2023」第7戦(京セラD)に先発登板したが、5回途中5安打5失点KO。敗戦投手となり、2年連続6度目となる日本一を逃した試合後は涙に暮れた。

 4回、ノイジーに2試合連発となる2号3ランを浴びて先制を許すと、続く5回には2死一、三塁となったところで降板。2番手右腕・比嘉が3連続適時打を許して宮城の失点が5にふくらんだ。

 宮城との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――涙の見える場面もあった。

 「悔しいです。ただそれだけです」

 ――投球を振り返って。

 「調子は普通だったと思いますし。失投というか。森さんがせっかく外めに構えていた。投げなきゃいけないところを、ひっかけて内めにいったので。ピッチャーとして一番ダメなホームランになっちゃったので、それがもう悔しいです」

 ――期するものはあった。

 「前日、由伸さんがつないでくれたバトンだったので。そのまま流れを渡さないようにと意識しましたけど、どこかで切り替えもうまくできていなかったですし。追い込んでからもヒット打たれたり、デットボールっていうのがもったいないなと思いました」

 ――調整の難しいシーズンだった。改めて。

 「大きい舞台を経験させてもらって。自分自身成長できた部分というのも感じ取れましたけど。そのなかでも、やっぱりただ経験するだけじゃなくて、実力を出さなきゃいけない、そういう世界というのを改めて知りましたし。今回、一番大事な試合でその実力が出なかったので、実力不足ですし。もっともっと頑張っていかなきゃいけないんだなと思いました」

 ――来年に向けて直したいところ。

 「全部伸ばしたいですし、投球で、流れを変えられるような投球をしたいです」

 ――球団が、山本由伸のポスティングシステムでのメジャー移籍を容認すると発表した。さらに期待が大きくなる。

 「今まで由伸さんにさんざん助けてもらいましたし、ここからは僕だけじゃなく他の投手陣が。今1軍で投げているピッチャー陣が引っ張っていかなきゃいけないというのは今年というか。前々から気づいてたと思うので。協力しながら引っ張っていけたら」

 ――抱き合うシーンもあった。声はかけられた?

 「あれはたまたまというか。“頑張ってください”というあいさつでした。きのうは“頑張ってください”。きょうも“頑張ってください”みたいな」

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