【落合×広岡達朗対談】巨人を愛する広岡氏が考える“再建案” 落合氏も持論「体力がない証拠」

[ 2023年10月20日 17:30 ]

落合博満のオレ流チャンネルの「博満の部屋」で対談する広岡達朗氏(左)と落合博満氏(右) 
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が20日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第4回目として、現役時代は巨人の遊撃手として活躍、監督としてヤクルト、西武をそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗氏(91)をゲストに招いて対談を行った。

 「今日は広岡達朗さんのお家にお招きいただいております」。今回の対談は落合氏が広岡氏の自宅を訪れ行われたスペシャル版。広岡氏が「どうぞ、なんでも聞いてください!」と笑顔でNGなし宣言し、冒頭から球界のご意見番である91歳レジェンドの圧倒的なオーラを感じさせた。

 対談冒頭で「(今は)そのチームを本当に愛している人がいないよ」と嘆いた広岡氏。対談中には何度も現在の巨人の首脳陣、そして選手たちに、時には渋い表情で、時には笑顔で厳しい言葉を並べた。しかし、それは巨人を愛するが故のこと。

 その、誰よりも巨人を愛し、巨人の未来を案じる広岡氏が考える“盟主・巨人”の再建案。一つは「給料(年俸)下げたら、みんなやるで!(お金を)やりすぎ」と年俸改革を提案。もう一つは「担当コーチを1回、クビにすりゃええねん。担当コーチを雇うんだから。ほいで“クビにする”いうこと。永久ではない。クビになったら“なんだ!?”って言って、そいつが勉強したらまた呼びゃいいんだよ」と、コーチ陣にはもっと(選手育成への)緊張感と責任感、勉強が必要だと主張した。

 それを受けた落合氏も「練習量が足んないんでしょうね。あれだけケガ人が多いってことは、体力がない証拠ですよ」と持論を展開。2年連続Bクラスに終わり、通算で17年にも及んだ原監督時代に一区切りをつけた巨人についての議論は熱を帯びた。

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