【落合×広岡達朗対談】「やらないかん?」監督再登板“熱望” 広岡氏が落合氏に求めるものとは

[ 2023年10月20日 17:25 ]

落合博満のオレ流チャンネルの「博満の部屋」で対談する広岡達朗氏(左)と落合博満氏(右) 
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が20日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第4回目として、現役時代は巨人の遊撃手として活躍、監督としてヤクルト、西武をそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗氏(91)をゲストに招いて対談を行った。

 「今日は広岡達朗さんのお家にお招きいただいております」。今回の対談は落合氏が広岡氏の自宅を訪れ行われたスペシャル版。広岡氏が「どうぞ、なんでも聞いてください!」と笑顔でNGなし宣言し、冒頭から球界のご意見番である91歳レジェンドの圧倒的なオーラを感じさせた。

 広岡氏の幼少期の話に始まり、現在のプロ野球界、外国人選手の扱い方、巨人が再び強くなるために必要なことなど、幅広く興味深い議論を展開した2人。

 すると広岡氏から「(もう一度監督を)やらないかん?」と直球要請が飛び出した。間髪入れず「今のうちにやらないと俺みたいに、90(歳)になったらね、こうだもん」と笑顔。落合氏は苦笑いを浮かべて球界の大先輩の話に耳を傾けた。

 選手がベストコンディションを保つには「体力をつけること」と即答した落合氏。常々、練習の大事さを説いてきた。その考え方に共鳴する広岡氏は「この人がやっぱり監督してね、弱いチームを強くして日本一になったらね野球界が良くなる。弱いところだったら“こうやらんと、あの人(監督)は使ってくれん”って言ってやったらね、本当に体も丈夫になって、ほんで良いことを教わって勉強すれば日本一になれる」と言い切った。

 「野球界が良くなる」――。91歳になった今でも、時には厳し過ぎると言われる“広岡節”、そして落合氏の“オレ流”の言葉の裏には、常にプロ野球界への愛が込められている。

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