【落合×広岡達朗対談】打撃の神様・川上哲治氏との確執の“真相”「1年坊主で言ったから嫌われた」

落合博満のオレ流チャンネルの「博満の部屋」で対談する広岡達朗氏（左）と落合博満氏（右）　
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が20日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第4回目として、現役時代は巨人の遊撃手として活躍、監督としてヤクルト、西武をそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗氏（91）をゲストに招いて対談を行った。

　「今日は広岡達朗さんのお家にお招きいただいております」。今回の対談は落合氏が広岡氏の自宅を訪れ行われたスペシャル版。広岡氏が「どうぞ、なんでも聞いてください！」と笑顔でNGなし宣言し、冒頭から球界のご意見番である91歳レジェンドの圧倒的なオーラを感じさせた。

　有名選手がそろった超人気球団だった巨人入りの希望に対して否定的な声が多かった中、「でも、俺は“そういう優秀な選手から技を盗んで立派になってみせる”」と主張し巨人に入団した広岡氏。

　入団後、「打撃の神様」と呼ばれていた先輩選手の川上哲治に対して「“あんたバッティングは一生懸命やるけど守備は下手くそね。守備なんかね練習をしないとうまくならん”」と言い放ったと振り返った広岡氏。広く知られる“川上氏との確執伝説”の一端を披露し「1年坊主で言ったから嫌われた」と懐かしそうに笑った。

　落合氏も笑いながら「まあ、でも正論ですよね」と頷いた。落合氏の賛同に「うん！」と言って喜んだ広岡氏は「だから今はね、俺は“嫌われた、きつい監督だ”とか何とか言うのは…あれは真理を言ってるだけ！俺はこう思うから言ってるの違うねん。“これをやらないと本当の人間にならん”という真理だから」と熱弁。落合氏に「あんた、それ言うたらいい！」と広岡氏の現在の“キラーワード”を授ける場面もあった。