森繁和氏 佐々木朗は70球を投げられたことが一番。次は本拠地で投げられる

[ 2023年9月17日 17:17 ]

パ・リーグ   ロッテ2ー3西武 ( 2023年9月17日    ベルーナD )

<西・ロ>マウンドを気にする佐々木朗 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 本紙評論家の森繁和氏は、ロッテ・佐々木朗希投手(21)が17日の西武戦で3回4安打3四死球3失点と精彩を欠いた内容より、まず70球を投げ抜いたことが重要と位置づけた。

 きょうは70球を投げたことが一番。あすを含めて今後左脇腹に問題がなければ、次は慣れた本拠地・ZOZOマリンで5回100球をメドに投げられることが一番大事だからだ。

 初体験のベルーナドームのマウンドは佐々木朗に合わなかった。通常より膨らみが違う。投球練習から2度ほどつまずくとプレーボール2球目にワンバウンド。常に足元を気にしつつ初回、右打者の内角に抜けていたフォークを2イニング目は控えた。3回には再び投げ始めたが、自分の思っていた軌道じゃないはず。直球もシュート回転し始め、4安打全てが甘い直球。追い込んだらフォークという、普段の佐々木朗ならそう簡単には打たれないはずなのに…。ただこのマウンドに慣れるまでは仕方ないし。幸い同球場でのCS開催はない。

 だからきょうは直球、フォーク、スライダーを投げられただけで十分。次に投げる時は直球50球、フォーク30球、スライダー20球の形になれば問題ない。今後のCS進出をかけた大一番。吉井監督ら首脳陣は佐々木朗でまず勝って、CSにも一つ勝って次に行く。そう考えていると思う。

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