巨人・吉川尚輝が2年連続でシーズン規定打席クリア　追いつかれた直後の9回、初球で犠打を決めて達成

セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト （ 2023年9月17日    東京D ）

巨人・吉川
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　巨人の吉川尚輝内野手（28）がヤクルト戦（東京D）で2年連続3度目となるシーズン規定打席をクリアした。

　「8番・二塁」で先発出場。相手先発右腕・小沢に対して3回の第1打席で投手強襲安打を放つと、5回の第2打席は二ゴロ。マウンドが2番手右腕・石山に代わった7回の第3打席は好守に阻まれて二直に終わった。

　だが、守護神・大勢が86日ぶり復帰戦で9回に1点リードを守れず2―2と追いつかれて迎えたその裏。先頭・岡田が中前打で出塁すると、相手4番手右腕・清水の初球で犠打を決めて規定打席となる今季443打席目に到達。吉川が得点圏に進めた岡田がドラフト4位新人・門脇のプロ初となるサヨナラ打で決勝のホームにヘッドスライディングで飛び込んだ。

　9月に入ってから打撃不調が続いていたが、前日16日の中日戦（バンテリンD）で5回に相手先発右腕・高橋宏から右前打を放ち、6日のヤクルト戦（神宮）以来8試合27打席ぶりとなる安打をマークしていた。

　中京学院大から2016年ドラフト1位で巨人入りし、今季がプロ7年目。コロナ禍の影響を受けて120試合制だった20年に初めてシーズン規定打席をクリアし、昨季は2年ぶりにシーズン規定打席に到達していた。