【甲子園】清原和博氏「野球観変わった」慶応優勝 次男勝児に労い「立派に育ってくれた。褒めてあげたい」

[ 2023年8月23日 19:27 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会最終日・決勝   慶応8-2仙台育英 ( 2023年8月23日    甲子園 )

<仙台育英・慶応>9回無死、祈るように勝児の打席を見つめる清原和博氏(撮影・北條 貴史)
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 西武、巨人などで活躍した清原和博氏(56)が23日、次男・勝児内野手(2年)のいる慶応高を応援するため、甲子園を訪れた。11日の2回戦・北陸戦、16日の3回戦・広陵戦、19日の準々決勝・沖縄尚学戦、21日の準決勝・土浦日大戦に続き全5試合を観戦。慶応の優勝を見届けると大会本部を通じて「長髪、自由なエンジョイ野球の優勝で、僕自身にとっても野球観が変わる思いがしました」とコメント。9回に代打で四球を選んだ勝児には「褒めてあげたいです」との言葉を贈った。

 清原氏自身も1985年8月21日、PL学園3年時に決勝の舞台に立ち、宇部商との決勝を劇的なサヨナラ勝ちで制し全国制覇した。あれから38年。当時の自身を思い出すように試合を食い入るように見つめ、戦況を見守った。

 8-2の9回、先頭で勝児が打席に立ち四球を選ぶと、笑顔。慶応の107年ぶりの優勝が決まると、歓喜の輪に加わった息子を微笑ましく見つめていた。

 清原氏のコメント全文は以下の通り。

 (慶応の優勝に)おめでとうございます。力としては仙台育英が上ではないかと分析していたのですが、初回から慶応の応援団がものすごく、さすがの仙台育英も押され気味でした。仙台育英には守るべきものがあり、慶応は青コーナー、チャレンジャーとして精神的には優位だったのかもしれません。長髪、自由なエンジョイ野球の優勝で、僕自身にとっても野球観が変わる思いがしました。これからは長髪のチームも増えるでしょうね。

 (次男の)勝児は優勝の喜びも、またスタメンで出られなかった悔しさもあるでしょう。まだ野球人生は終わっていないし、しばらく、ゆっくりと高校生らしい生活を送った後、どこかで線を引いて、次の目標に向かってほしい。私の息子であり注目され、試合に出なくても取材を毎回受けるなど苦しさもあったと思います。しかし、きちんと対応して立派に育ってくれたなと感じました。褒めてあげたいです。

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