レッズ大型新人・デラクルスに注目 24日に大谷と初対決「機会があったら話もしてみたい」

[ 2023年8月23日 11:13 ]

24日の大谷との初対決にも注目が集まるデラクルス(撮影・杉浦 大介通信員)
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 エンゼルスが本拠地でレッズと対戦する22日(日本時間23日)からのシリーズでは、レッズの大型新人デラクルスのプレーにも注目が集まる。

 スピード、パワー、強肩をすべて併せ持った22歳の遊撃手は6月6日(同7日)にメジャーデビュー。最初の60戦で10本塁打、19盗塁をマークし、そのダイナミックな攻守で話題をさらってきた。

 同23日(同24日)にはデビュー15戦目にしてメジャー史上5番目の若さでサイクル安打を達成。7月8日(同9日)には1イニングの間に二盗、三盗、本盗をすべて決めて球界全体の度肝を抜くなど、身長1メートル98の立派な体躯でスケールの大きなプレーを続けている。

 自信を持っているのは「やはりベースランニングだ。僕は飛ぶように走塁できるから」というドミニカ共和国出身の俊才は、「このチームで1年目だけど、ここまではいい感じできている。このままいいプレーを続けていきたい」と生き生きとした表情で述べる。

 23日(同24日)、先発予定の大谷翔平投手とも初対決する。「大谷はすごい選手。彼の素晴らしさは印象的だ。打者として出場しても1日を終えたら疲れるのに、彼は投げて、打ってしまう。とてつもないことだよ」と呆れたように語るデラクルスは、「機会があったら話もしてみたい」と対面を楽しみにしているようだった。

 その一方で、ワイルドカード争いの真っ只中にいるレッズを勝利に導きたいという思いは変わらない。「彼のすごさはわかっているけど、僕たちの目標は勝つこと。彼は素晴らしい球を持っているとしても、僕たちのアプローチは変わらない」と真っ向勝負を誓った。幼少期はデレック・ジーターに憧れたというデラクルスが、大谷相手でもジーターのように“勝利の使者”になれるかが興味深い。(アナハイム 杉浦 大介通信員)

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