【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏が盟友・星野仙一氏との乱闘劇を語る

[ 2023年8月18日 17:15 ]

収録に臨む落合博満氏(左)と山本浩二氏(撮影・沢田明徳)
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が18日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「博満の部屋」の第3回目として、広島一筋でプロ野球歴代4位の通算536本塁打を放ち、“ミスター赤ヘル”と称された山本浩二氏(76)をゲストに招いて対談を行った。

 浩二氏は1986年限りで現役を引退。89年から93年、2001年から05年と2期計10年、広島の監督を務めた。六大学時代からしのぎを削った星野仙一氏は中日監督を務めていた時の乱闘騒ぎの思い出を語るシーンがあった。

 1991年8月の広島―中日戦のことだった。浩二氏は「西田(真二)がぶつけられたわけよ。2回目かなんかかな。それで両軍出て行ったの。その前に伏線があった。その時にバッティングコーチがまず出ていく、ワーっと揉み合いになる。ワシも行った。仙はゆっくり出てきた」と状況を説明。「1回、(星野監督の)胸ぐらつかんどんのよ、ワシ。“わざとぶつけとるやないか”という話をしとる」と語った。

 その後も両監督の言い争いは続き、両軍選手はもめてセンター方向に移動していったという。浩二氏は「周り誰もいなくなったのよ。で、アンパイアが福井(宏)さん。福井さんだけいるのよ。その時に(2人の)目が笑ってきたの、2人の。そこまで本気でやったのに、周り見たら誰もいないから。それで別れた」と語った。

 ライバルであるとともに盟友でもある。北京五輪では田淵氏とともに監督、コーチとして戦った。そんな2人の勝負の上では妥協しないエピソードであった。

 ただ、星野氏の方が上手?だったのか。浩二氏は「試合再開という前にまた出てきたのよ、セン(星野氏)が。“あいつ(浩二氏を)退場させい”言うとんの。“胸ぐらつかんだやないか”って、やっとんのよ」と懐かしそうに話していた。

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