【落合×赤ヘル対談】落合氏も山本浩二氏も意見一致! 打者と投手が食事したらどっちが有利?

[ 2023年8月18日 17:20 ]

収録に臨む落合博満氏(左)と山本浩二氏(撮影・沢田明徳)
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が18日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「博満の部屋」の第3回目として、広島一筋でプロ野球歴代4位の通算536本塁打を放ち、“ミスター赤ヘル”と称された山本浩二氏(76)をゲストに招いて対談を行った。

 浩二氏は法大時代から明大・星野仙一投手としのぎを削ってきた。落合氏が「仙さんは、“山本浩二の家を作ったのは…俺が家の半分を出してる”とか言っていたけど」と話を向けると「“柱の何本かを建ててやったよ”って、講演でしょっちゅう言いよったよ」と笑いながら振り返った。

 「選手時代っていうのは、けっこう家に来たり、行ったり。前の日ね、移動日で。で、メシ食う時に若いの連れていったり何かしよったのよ」と広島と中日で同じリーグのライバルではあったが、グラウンドを離れれば星野氏と交流があったことを明かした。

 その上で「バッターってのはワシの持論やけど、相手ピッチャーと仲良かったら、知り合いになれば、バッターが有利なの間違いないと思う」と切り出した。「あの当時ね、小松(辰雄)とか鈴木孝政って(球が)速いのがいたじゃん。まだ若いから向こうも。もし、こいつらとメシ食ってて、(翌日に)打席立つ、シュートのサインが出る、夕べ一緒にメシ食ったとすると、“当てては悪いな”と思ってるんじゃないかと、こっちが勝手に思う。そうすると(体が)開かないじゃない?そういうのが中日戦ではあったね」と語った。勝負事の中で投手は当ててはいけないと思うと同時に、打者としても、厳しい球は来ないと思えば、踏み込める。

 浩二氏は中日戦で球団別最多の119本塁打を放った。さらに星野仙一氏との通算対戦打率は.351だった。「中日戦は大好きだった」と浩二氏は話した。

 「ピッチャーはバッターと友達になるな、一緒にメシ食って酒飲むなって、よく言ってたもんね」と落合氏。「恐怖心って、バッターみんな持ってるからね」との浩二氏の言葉に、落合氏はうなずきながら「相手が攻めてくるものに関してね、こっち(打者)は受け身でしょ。だからオレが目線を頭に持っていったっていうのはそこなんですよ」と語った。
 

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