【落合×赤ヘル対談】山本浩二氏が「元祖ヘディング男」だった? あの珍プレーを語る

[ 2023年8月18日 17:00 ]

収録に臨む落合博満氏(左)と山本浩二氏(撮影・沢田明徳)
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が18日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「博満の部屋」の第3回目として、広島一筋でプロ野球歴代4位の通算536本塁打を放ち、“ミスター赤ヘル”と称された山本浩二氏(76)をゲストに招いて対談を行った。

 ゴールデン・グラブ賞が制定された1972年から1981年まで10年連続で受賞するなど、名手でもあった浩二氏。しかし、そんな浩二氏も「恥ずかしい」出来事があった。

 1981年4月19日の巨人戦(後楽園)。2回に中越えへ先制5号ソロを放った浩二氏だったが、1―5となった7回2死無走者から中畑清氏の左中間への飛球を落下地点に入りながら捕球できずにおでごにゴツン。記録は三塁打となったが、当時、スポーツニュースなどで大きく報じられた。

 落合氏から「1回おでこに当てたことありますよね」と話を向けられると「あった。バッターが(巨人の)中畑清。3ボールになったわけ。この若造が打つわけないじゃないか」と守備の準備を怠ったのが原因だという。「そしたら左中間に打ってきた。あわてるとやっぱり重心が高くなるじゃない。そしたら(目線が)揺れるじゃない。パッと(落下地点に)ついた時にボールが3つあったのよ。どれかとってやろうと思っても捕れるわけないわな。(帽子の)ひさしに当たっておでこに当たった」と説明。「痛くもなんともなかったんやけど、恥ずかしかった。まさかこいつが打つわけないと思っているのが…やっぱり気の緩みよな」と語った。

 だが、その恥ずかしさをすぐに書き消してくれる珍プレーが起きた。それが同じ1981年の8月26日に巨人―中日戦(後楽園)で起きた中日・宇野勝氏のエラー、「宇野ヘディング事件」だった。

 自らのプレーから4カ月後の起きた「ヘディング事件」に、浩二氏は「宇野がやってくれたのよ、あの後に。そりゃ、宇野の方が派手やない?それで助かったのよ、あまり出なくなった」と感謝?していた。

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