今浪隆博氏 高校球児はなぜ夏の甲子園で足がつるのか?「僕なりの答えとしては…」

[ 2023年8月18日 22:41 ]

夏の甲子園1回戦・共栄学園で好投していた聖光学院・小室は6回1死、足がつり途中降板した。
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 日本ハム、ヤクルトで通算405試合に出場した今浪隆博氏(39)が自身のYouTube「今浪隆博のスポーツメンタルTV」を更新。高校球児が甲子園で足がつる理由について考察した。

 今夏の大会も試合中に足がつる選手が続出している。

 その理由について今浪氏は「僕なりの答えとしては緊張感の問題」と結論づけた。

 平安高(現龍谷大平安)で夏の甲子園を経験している今浪氏は「真夏の炎天下でプロ野球の2軍の試合で足がつる選手はゼロではないが、特に野手にはいない」という。

 高校野球で足がつるのはとくに甲子園が多いとして指摘し、「大舞台の緊張感で力みすぎてしまう。ウォーミングアップから必要以上に動け過ぎてしまう。アドレナリンが出まくって(いつも以上に動けるので)試合中にガス欠を起こしてしまう」それが足をつる原因と話した。

 プロ野球の2軍の試合で足がつらない野手はいないが、1軍に上がると動きすぎて足をつるケースが多いという。今浪氏は「僕も経験しているが、1軍に上がると動きひとつひとつ力んでしまう」と続けた。

 高校球児の足のつりは、暑さによる脱水症状、栄養不足など原因はあるが、それ以上に力みによる必要以上の出力が最大の原因と結論づけた。

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